お店は本格的なブリティッシュパブとのことですが、
特徴を教えてください
約10種類揃った生ビールが売り物です。日本ではラガービールが一般的ですがイギリスのビールにはエール、スタウトなどの種類があり、エールのほうが親しまれていますので、当店でもエールの生ビールも3種類揃えています。また、イギリス人を始め外国人のお客様が多いので、まるで外国にいるように錯覚されるとよく言われます。特にサッカーやラグビーなど、スポーツ観戦を楽しみながらワイワイやるのがイギリス流ですから、ゲームのある日はビール片手に深夜まで盛り上がるのも特徴ですね。
これからビールのおいしくなる季節ですが
生ビールの魅力を教えてください
ボトルのビールと異なるのは、温度とか天気、さらに機械のメンテナンスやクリーニングにも左右されるところ。まさに生き物ですが、そのフレッシュさが魅力です。特にイギリスのエールビールはホップの独特の苦みがあって、キメの細かい泡はクリーミー、個人的にも好きですね。フルーティな香りもよく、飲み飽きしません。ラガービールは日本でも飲み慣れているビールに似ていますから、親しみやすいと思います。
イギリスのビールに合わせておいしい
料理を教えてください
イギリスのパブの料理として有名なのは、フィッシュ&チップスやパイですね。ソーセージを使ったものでは、バンガーズ&マッシュポテトという料理があります。グリルしたソーセージにマッシュポテトを添え、グレービーソースをたっぷりかけた伝統的なイギリスの料理です。おいしさもさることながら、ボリュームも満点。「たっぷり食べてたっぷり飲んで」というのが、パブのコンセプトはですから、パブの料理はおつまみというよりも食事的な感覚なんです。私たちにはかなりの量だと思いますが、外国の方はお一人でペロリと召しあがりますよ。
お店でもバンガーズ&マッシュポテトは人気メニューですか?
もちろんです。当店の「バンガーズ アンド マッシュとオニオンリング」はシェーンドルフの「ノルトホイザー」を使い、2本入りか3本入りかを選べるようになっています。「ノルトホイザー」は唐辛子がぴりっと効いたソーセージで、そのままでもビールとよく合うのですが、こってりとしたグレービーソースと合わせるとうまみが増しますね。「ノルトホイザー」はもう5年以上使わせていただいています。その間、他のソーセージとの食べ比べなども常時行っていますが、なんといっても味わいがいい。当店のテイストにも合っていると思います。
他にソーセージを使ったメニューはありますか?
ソーセージとステーキ、ラム、カツレツ、ベーコン、卵や野菜などと盛り合わせた「ロンドン ミックス グリル」に使っています。ソーセージはビールに合いますから、実は新メニューを研究中なんです。日本人のお客様は皆さんでシェアされることが多いので、シェアしやすいよう盛り合わせなどソーセージの種類を増やすことを考えています。種類の多いシェーンドルフのソーセージは選びがいがあります。
「ホブゴブリンビール」で知られるイギリスのウィッチウッドブルワリーと提携したブリティッシュパブ・ホブゴブリン六本木のゼネラル・マネージャー。仕事がらビールと食べることがお好きな40歳。
東京都港区六本木3-16-33 青葉六本木ビル1F tel.03-3568-1280
営業時間:フードは月~金曜16:00~23:00、土・日・祝12:00~23:00、
バーは深夜まで(スポーツゲームなどにより変更あり)